AI Dev室 CVL VHLチーム
詳細な説明文からの人間同士のインタラクション動作生成 東京大学情報理工学系研究科修士2年の馬上凌です。8月21日から9月29日の6週間、LINE DSC(データサイエンスセンター)のComputer Vision Lab (CVL) Virtual Human Lab (VHL)チームにてインターンシップに参加させていただきました。本記事では今回私が取り組んだ、詳細な説明文からの人間同士のインタラクション動作生成についてご紹介します。 背景 人間の動作生成は、アニメーションの生成や仮想空間内のアバター制御などにおいて重大な要素であり、ますます需要が高まっています。特に、文章を入力とした動作生成は人間にとって扱いやすいため、近年盛んに研究されています。動作生成における既存研究は、人間同士のインタラクションを含む動作の生成が困難だという課題を抱えています。これは、自身の動作生成時に、他者の動作を時間的・空間的に理解する必要があることに起因しています。例えば、握手する動作を生成したい場合、相手が手を出すタイミングに合わせて自分も手を出し、相手が近づいてくるのに合わせて自分も適切な速